新卒採用の新常識!学生と心通うオンラインイベントにおける3つのポイント

株式会社パフのカカこと石上です。

私は、新卒採用支援を行う当社で、オンライン採用手法やイベントなどの企画・運営を担当しています。

 

新卒採用もオンラインでの実施が当たり前となった昨今。

オンラインという手段は、ウィズコロナの採用活動(就職活動)として、なくてはならない存在となりました。

便利なツールであるオンラインですが、一歩間違えれば、学生が離れるツールにもなりうるもの。

 

今回は、パフでオンラインイベントの企画・運営を30社以上手掛けてきた立場から「学生と心通うオンラインイベント」についてお伝えします。

 

目次

【1】オンラインとオフラインのメリット/デメリット

【2】採用活動における効果的なオンライン・オフラインの使い方とは?

【3】学生と心の通うオンラインイベントのポイント

【1】オンラインとオフラインのメリット/デメリット

まずは、オンラインのメリットについて考えます。

 

【オンラインのメリット】

1)いつでもどこでもアクセスできる

やはり、オンライン最大のメリットは「ボタン一つで参加できる」ことです。

海外からでも、学校からでも、どこからでも参加することができるため、これまであった「距離」の問題が解消されます。

 

2)全員が最前列

対面のイベントでは、前の方の席に人が集中し、後ろの席の人が見えなかったり、逆に学生がみんな遠慮して、前の方の席が空いてしまったり、と場所による「偏り」がありますが、オンラインでは全員が最前列に座っている状態。学生側の資料が見えづらい・声が聞きとりづらいといったこともなくなるのに加え、人事・採用担当の方あるあるの「採用トップシーズンは声を張りすぎて声が出なくなる」といったことも起きません。

 

3)文字・数字情報が正しく伝わる

オンラインとオフラインの最大の違いは、相手に伝わりやすい内容です。

ビジネスリサーチラボ代表取締役の伊達洋駆氏著『オンライン採用:新時代と自社にフィットした人材の求め方』(日本能率協会マネジメントセンター)によると、人間は「言語的情報」と「非言語的情報」の内容で相手を理解しているそうですが、オンラインが得意とするのは発言や文字・数字情報といった「言語的情報」を伝えることだそうです。一方で、オフラインでは、「言語的情報」に加えて、身振り手振り・しぐさ・表情・視線といった「非言語的情報」を伝えることを得意としています。

 

逆にオンラインのデメリットには、こんなことがあります。

 

【オンラインのデメリット】

1)いつでもどこでも離脱できる

デメリットはメリットの裏返しともいえますが、オンラインは「ボタン一つで離脱する」ことも可能です。YoutubeやTikTok、InstagramといったSNSかつ動画世代でもある今の学生たちは、最初の5秒で「おもしろい」「おもしろくない」と自身の興味の有無を判断する世代です。興味がなければ、いつでも自ら離れることができることは、企業にとってはでデメリットともいえます。

 

2)相手に伝わっている実感が持ちづらい

「言語情報」が伝わりやすいオンラインでは、相手の反応やしぐさといった「非言語的情報」が伝わりにくいです。そのため、相手は真剣に聞いていても、対面の時ほど、その真剣さや表情が伝わりづらいため、話し手としては、相手に伝わっているのか不安になることがあります。中には、選考中に真剣な顔そのもので聞いていると「圧迫面接をされた」と感じる学生や合同説明会で人事が語っても学生の反応が感じられない、といった声を聞きます。

 

一方のオフラインのメリットは、以下の通りです。

 

【オフラインのメリット】

1)身振り手振りや表情が伝えやすい

オフラインの最大のメリットは、その場の空気感を伝えやすい点です。

身振り手振りや表情・視線といった「非言語的情報」が伝わりやすいオフラインでは、相手の人柄や自社の社風が伝えやすいと言われています。

 

2)その場で臨機応変に対応できる

オフラインでは、その場のノリ・雰囲気をみながら、コミュニケーションを自在に変化させることがしやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。「ちょっと今、伝わってなさそうだったかな」と感じた部分を、再度入念に話したり、トラブルが起こっても即座に対応し、逆に一体感が出ることもあります。

 

逆に、オフラインのデメリットにはこういったことがあります。

 

【オフラインのデメリット】

1)交通費と時間をかけてでも参加すべきかという判断軸にさらされる

これまでであれば、興味はなくても気軽に参加してみようかな、と思ってもらえていたオフラインイベントですが、今は「交通費と時間をかけてでも参加すべきか」という判断が入るようになりました。言い換えると、交通費と時間をかけてでも参加してみたい!と思ってもらえるようなコンテンツ内容や広報がより重要になった、とも言えます。

 

2)参加して良かった!という満足度をオンライン以上に高めないと次はない

オンラインでは「気軽さ」がウリな分、満足度が一定あれば、また参加しようかな、と思ってもらえますが、オフラインは一度参加して、少しでも「行かなければよかった」「オンラインでも良かったな」と思われると、かなりの確率でリピートはありません。広報のみならず、参加後の満足度も非常に重要となります。これはある意味、「オフラインだからこそ」というものを明確にしておく必要があります。

 

【2】採用活動における効果的なオンライン・オフラインの使い方とは?

メリット・デメリットそれぞれを整理した上で、採用活動における効果的なオンラインの使い方をみていきましょう。

 

1)初期接点はオンラインで気軽に知ってもらう

多くの人に自社を知ってもらうには、オンラインのメリットである「どこでもいつでも」を味方にしましょう。例えば、インターンシップに参加してもらう前段階として「60分で分かる!当社の特徴まとめ」セミナーをしてみたり、インターンシップをオンライン化することで学生に気軽に自社を知ってもらう接点を増やしてみてください。合同説明会なども、対面のみならず、オンラインイベントにチャレンジしてみることも良いと思います。また、初期接点以外でも、選考の前半戦や説明会前後のシーンで、社員との座談会など、オンラインだからこそ会える「海外社員」や「本社以外のエリアの社員」等と気軽に交流できる場をつくってもいいです。

 

2)オンラインで興味を持たせてオフラインへの流入も

初期接点で自社を気軽に知ってもらった後、そのままオンラインイベントやセミナー、選考に案内してもよし、一定の興味喚起ができていれば、オフラインへ流入させることも可能です。ただ、ここで注意したいのが「オフラインはオンラインに必ず勝るから、きっと学生もオフラインを求めているだろう」と決めつけないことです。というのも、「オフラインのほうが良い」学生と「オンラインが良い」学生、今の時代は両方の学生が存在しているため、学生の希望と自社の希望を両方すり合わせることが重要です。「当社の社風や人柄は、どうしても対面でないと伝えられないから、良かったら来社しませんか?」と企業側の希望を伝えてみてください。それが「必要」を感じる学生は参加しますし、自身が「社風や人柄」で企業選びをしない学生は、そもそもそれを魅力、必要とは感じません。むしろ、オフラインへのイベント強制参加が「志望度低下」につながることもあるのです。

 

3)最後の安心感はオフラインで

内々定を出したり、内定承諾の前後では、オフラインで会うことで、最後の安心感や覚悟を決めてもらえることが多くあります。感情や表情とともに「あなたに自社にきてほしい理由」や「あなたを歓迎している」といった意思表明を伝えるには、オフラインが最適です。社会情勢が許せば、ぜひオフラインで伝えてみてください。

【3】学生と心の通うオンラインイベントのポイント

 

とはいえ、オフラインで会えないことだってあるのが、昨今の状況。

オンラインイベントでも、学生と心の通う時間をつくるためのポイントをお伝えします。

 

1)事前準備9割

オフラインイベントは、とにかくノリと雰囲気でトラブルも乗り越えたり、学生に伝える内容を臨機応変に変えられていましたが、オンラインはそうともいきません。トラブルが起これば、学生の温度感は一気に冷め、会社への印象も非常に悪くなります。また、事前にどういった流れでイベントをすすめていくのか、ということを確認・準備しておかないと、オンラインイベントでの準備不足は露呈しやすく、学生の志望度も下がります。オンラインイベントは準備9割!綿密なコンテンツ設計と運営準備が必要となります。

 

2)双方向のコミュニケーション

オンラインでは、非言語的情報が伝わりづらいとお伝えしましたが、オフラインと同様のコミュニケーションをしてしまうと、より非言語的情報が伝わりづらく、自社や自身の「らしさ」が相手に理解されない状態になってしまいます。そこで重要なのが「双方向のコミュニケーション」。どうしてもオンラインイベントは、企業側が一方的に話してしまうのですが、コミュニケーションの本質は変わりません。プレゼンではなく、双方向性を大事にしてください。「あなたを見ていますよ」というメッセージや、チャットを通した相互の会話、マイクのミュートを外して声を出してもらうなど、使えるツールを使ってください。そして何よりも、学生と企業が双方向でお互いを知ることができるコンテンツ設計にしてください。自社の自慢ばかりや、学生が自己開示をするシーンがないといったことがないよう、自社のコンテンツを見直してみてください。

 

3)共視で距離を縮める

オンライン独自のツールである「画面共有」。実はこれ、相手との距離を縮めるのに非常に有効なツールです。「共視」といって、同じものを一緒に見ることは、一体感や相手との距離を縮められるそうです。個別面談をするとき、面接や選考の際、ぜひ活用してみてください。距離は離れていても、同じものをみて話すということで、心の距離は近くできます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

オンラインが当たり前になってきているからこそ、今、自社の採用活動を見直して「学生と心が通っているのか」見直してみてください。

 

 

株式会社パフでは・・・

 

・オンラインイベントのコンテンツ企画設計

・オンラインイベントのファシリテーション

・オンラインイベントの運営 など

 

新卒採用に関するオンラインのご支援を幅広く実施しています!

 

・オンラインで志望度を醸成したい!

・オンラインで自社の理解を深めたい!

・心の通った新卒採用をオンラインで実現したい!

 

ご要望のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

人物紹介:石上夏花

株式会社パフのコンサルティンググループのメンバーとして、主にオンライン採用支援を担当。中でも、オンラインでも、その人らしさ・その企業らしさが伝わる、「顔の見える」オンライン採用の企画運営を得意とする。営業グループとの二足の草鞋を履きながら、日々、企業の人事・採用担当のみなさまと現場で奮闘中!