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パフ通信10月26日号 -なぜ、働くのか-

更新日:2022.10.26

日ごろお世話になっている皆様へ
株式会社パフより
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いつもメルマガを読んでくださり、ありがとうございます。
本メルマガ編集長の、“サトミン”こと里見瑛梨奈です。

先日、パフ社内で入社1~4年目を対象とした「若手社員研修」を実施し、私
も受講生として参加しました。

研修では、冒頭から以下のような問いを投げかけられました。
・10億円あたったら、働く?働かない?
・後輩が、仕事が辛くて辞めたいと言い出した、どうする?

答えのないテーマで、各チームおおいに白熱した議論に。
目の前の業務ばかりをしていたら見失いがちな「なぜ働くのか?」を考えるき
っかけになりました。

正直なところ、私はこういった問いがあまり好きではありません。
答えによって自分の価値が評価されそうな気がするから。自分のしょうもなさ
がバレてしまいそうだから。なにが本質なのか、どこまで深めれば核にたどり
着くのか、分からなくてキリがないから。

そんな私が今思っている、正直な気持ちはこんな感じです。

―――

究極、何のために働いているのかというと、勤労の義務があるから働いていま
す。お金が必要だから働いています。
お金を稼ぐ手段として、会社で働くことが最も分かりやすい選択だったから、
サラリーマンをやっています。せっかく働くなら自分らしくいられる場所で働
きたいと思って、いまがあります。
その中で自分が何を成し遂げたいのかなんかより、その場所で成果を出すこと
の方が重要だと思っています。

仕事は好きです。
役に立てたら、そこにいていいよって言われている感じがするから

会社に貢献したいと心から思っています。
この会社のおかげで過去を肯定できるようになったから。未来に希望を持てた
から。まだ、誰かに希望を与えたいと心から思うところまでいけていないけど。

営業という仕事は嫌いじゃないです。
人が好きだから。目の前のお客様の役に立ちたいし、喜んでもらえることは嬉
しいから。自分だけではなく、目の前の人と前向きに仕事を一緒にしたいと思
います。そうして、私だけではなく目の前の人も自分らしく働くことができた
ら、幸せに働ける人が増えて良い仕事ができるのではないかと思っています。

それぞれちょっとずつ理由はあります。でもそれは成し遂げたい目的とは違う
ような気もします。
それぞれ思うことを少しずつ研ぎ澄ませていくと、どこか同じ場所に行き着く
のでしょうか。
まだまだモヤモヤすることもあるし、本当に心から思っていることなのか?そ
れが本質なのか?と思うこともあります。

――――

どこまでいっても結論には至らない。なぜ働くのか?という問いへの答え。
研修では、働く目的は、そのときどきで変わってもいいと言われました。

今思っているようにやってみて、違っていたら変わってもいい。
怖がらずに、たまには声を出してみるのもよいのかもしれません。

読者の皆さまは、何のために、働いていますか?何を成し遂げたいですか?

それでは、今号もパフ通信、スタートです!

■ M E N U ―――――――――――――――――――――――――

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┃ ┃『職サークルよみもの、おススメページ』
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┃ ┃◆検定試験の解説・分析・対策から学ぶ「採用力」のポイント◆
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┃3┃【コラム】あなたの働く上で大切にしていることを教えてください
┃ ┃第12回:「楽しく働き、わかりやすく伝える」
┗━╋…───────────────────

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1.パフ社員や職サークル学生委員の価値観公開!
『職サークルよみもの、おススメページ』
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パフが運営する職サークルの学生向け「よみもの」記事では、
日替わりでパフ社員や職サークル学生委員からメッセージを発信しています!

■内定ブルー「もっと良い会社があるのでは」と不安になっているあなたへ
(石上さん)
自社の内定者が、上記のような不安を抱えているのでは…と心配になっている
方もいらっしゃるのではないでしょうか。
学生がなぜ不安なのか、何をもって「良い会社」と思っているのか、そこを紐
解いていくことで、しっかりと自社へ目を向けて覚悟を決めてもらえるのかも
しれません。
https://shokucircle.jp/yomimono/uself/tweet20221019/

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2.11月2日(水)採用力検定セミナー(無料・オンライン開催
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版された曽和利光氏が登壇。
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3.【コラム】あなたの働く上で大切にしていることを教えてください
第12回:「楽しく働き、わかりやすく伝える」
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‟顔の見える採用”とは‟定着と活躍を見据えた採用”だ。と創業以来こだわり続
けてきたパフ。その根底にあるものは、“自分らしくワクワクイキイキと働き
続けてほしい”という願いです。

今、自分らしくワクワクイキイキと働いている社会人の皆さんが、なぜ、前向
きに働けているのか。どんな価値観を大事にしているのか。
その根幹を知りたいと思い、本テーマでコラムをお送りします。

十人十色の「はたらく」に関する価値観・考え方を知るインタビューコラム。
第12回目は、キャリアソリューショニストのポンタさんこと本田勝裕さんです!

ポンタさんは、パフの創業と同じ時期に独立をされ、その頃から何度もパフと
一緒に就職イベントを運営してきたそうです。私が入社するずっと前から、20
年以上パフと非常に濃いお付き合いをされてきた方。最近はポンタさんが専門
とする「ソリューションフォーカス」を使った新人&若手社員向け研修のプロ
グラムも一緒に作らせてもらっています。ソリューションフォーカスは、私も
自分自身のお悩み解決、後輩指導、営業などさまざまな場面で活用させていた
だいています。

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サトミン(以下、サ):まずは自己紹介をお願いします!
ポンタさん(以下、ポ):1997年にキャリアコンサルタントをはじめ、ソリュ
ーションフォーカスを学んでキャリアソリューショニストと肩書を変え、組織
心理学FFS理論も重ねてキャリアに関する授業や研修を実施。もちろん就職以
外のスタートアップや進学、留学も含むよ。大学は既に110大学を超え、高校
でのキャリア講座も100校は訪ねたかな。現在は京都芸術大学教授を辞し、甲
南大学、北星学園大学、四天王寺大学、阪南大学でキャリアデザインの授業講
師。シリコンバレーにはSVJCという日本の大学設立を目指すNPOがあり、そ
の理事もやっている。

サ:授業や研修の講師をメインとして活動されているのですね。そんなポンタ
さんが、働く上で大切にしていることは何ですか?
ポ:「楽しく働き、わかりやすく伝える」がモットー。楽しむためには好きな
仕事・好きな対象を選ぶことになる。だから結果として好きな学生や若者の仕
事にフォーカスしている。わかりやすく伝えるためには、最新学習歴の更新が
必須なので、学び続けている。地方創生では徳島県神山町や上勝町にも出かけ
るし、東南アジアやシリコンバレーに行くのもその一つ。でもそれ以上に僕は、
学生や若者から学んでいる。彼らは全員、僕の先生だから。

サ:学生や若者が先生、というのは、具体的にはどのようなことですか?
ポ:例えば「コンプライアンス」をわかりやすく伝えると「法的遵守」になる
が、もう1段階翻訳すると「決まりを守る」となる。対象者がわかる言葉で翻
訳するとわかりやすいので、学習が加速する。もう一つの例として「ムーン
ショット計画」は最初学生に教えてもらった。音楽でもレゲエアーティストの
Rickie-Gは学生に教えてもらって、今や授業前にかけたりしている。「学びあ
い・育てあい・活かしあう」関係が結果として楽しい。もはや仕事と定義する
レベルではなく遊びに近い感覚だなー。

サ:仕事ではなく遊びという感覚、私はまだ持てたことがないです…!
どうしてその言葉を大切にされているんですか?
ポ:Not All, But Each.そこにいる一人ひとりに役立つことをしないのはプロ
ではないという理想があるから。だから組織心理学で個性を学び、授業では学
生から質問を歓迎し、研修後のレポートから価値観を知り、まさに探究する。
それも難しく捉えるのではなく、学ばせてもらっている感謝と楽しさで溢れて
ゆく。モヤモヤをワクワクに、さらにトキメキへ。それをジャズのセッション
のように、そこにいるメンバーで楽しんでやるのに、もはや理由はいらないよ
ね。ウフフ

サ:そう思うようになったキッカケはありますか?
ポ:1997年に失意のなかで雑誌の仕事を辞めた。それを助けてくれたのは、
とある専門学校の学生たち。「俺様が教えてやる」と思って行ったが、1年間
格闘(喧嘩も含む)していると「学生が僕に教えてくれている」ことに気づいた。
死んだような目をした25人ほどの瞳が、キラキラしたりギラギラしたりしてゆ
く。自分の未来に理想や希望を抱きはじめる。こんな仕事を僕は他に知らない。
だから前前職の上司に「学生最高です」と伝えると「じゃあ大学でも講演して
みるか」。そこから始まった。

サ:ポンタさんが、「教えてやる」という気持ちだったことがあるんですね。
今のポンタさんからは想像がつかなくて驚きました。
その言葉を大切にしてきて、良かったことはありましたか?
ポ:去年、ある大学の最終レポートにこんな書き込みがあった。「私は毎日死
ぬことを考えていました。明日はどこで死のうかと。でもこの授業が始まって
から、授業が楽しみでワクワクしている自分に気づきました。ポンタさんは、
私に明日をくれました」コロナ禍で友達もできず、授業も全部自宅でのオンデ
マンドで学ぶ苦しみを、一人で味わっていたという。これを読む、夜中3時。
期待していたわけではなく、役立つ授業ができているかと自問していた僕にと
っては、頬を濡らし、嗚咽するしかない。
サ:そんな風に思えたのも、それを伝えてくれたのも、ポンタさんが真剣に学
生と向き合っていたからこそですね。

サ:今後、その言葉を大切にしながらどんな風に働いていきたいですか?
ポ:Jazz in My Life, Jazz in My Class. ジャズには即興演奏があるように、そこ
にいる学生や若者と一緒にセッションを創る授業。ドキドキ・ワクワク・トキ
メキ・キラキラ・ギラギラが交錯するアートの世界に進む。僕はまだ学生や若
者に感動をさせてもらってばかりで、一人ひとりの全員を感動させるレベルに
まで達していない。きっとこれをアクティブラーニングというのだろう。でも
人はアートなので、ラーニングにとどめる必要はないな。

サ:では最後に、メルマガを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします!
ポ:キャリアデザインにおいて、ソリューションフォーカスとFFS理論は、こ
れまで僕が国内と欧州で学んできた中でのベストアプローチ。一人ひとりの個
性をベースに、自ら主体的にソリューション(解決)に向かう。「コロナのせい
で何もできなかった」などというプロブレム(課題)に向かうのではなく「コロ
ナのおかげで何を得たか・何ができるか」へ。そして私は【平和創造】という
最終目的に向かっていきます。

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改めて、お答えいただきありがとうございました!

実は、冒頭の若手社員研修で、私たちに「なぜ働くのか?」を問いかけたのは、
ポンタさんでした。
その研修でも、目的や目標を分かりやすく伝えてくださり、その場にいる私た
ちとのコミュニケーションを重視し、対話してくれました。まさにセッション!
ポンタさんの一人ひとりと向き合う気持ちがビシバシ伝わってきて、そのオー
ルオッケーなスタンスに私の心はとても軽くなりました。

初めて問いかけられたときは、何のために働いているのかなんて、考えたくな
いなと思っていた私も、今回、こうやってアウトプットできるようになりまし
た。
改めて、御礼申し上げます。

それでは、次回もお楽しみに♪

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今回のメルマガは以上になります。
お忙しい中最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
ご意見・ご感想などはお気軽に本メールまでご返信いただければ幸いです。

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■発行・編集:株式会社パフ 里見
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