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スタッフコラム

新卒入社3年目に突入した私が今抱える”不安”とは

作成日:2024.4.17

こんにちは、新卒入社3年目の冨田です。

気づけばもう3年目という節目の年に突入して、
“一人前”になれているだろうか…と
自問自答しながら走り続ける日々です。


“このままでいいのだろうか”という迷い


先日パフで勉強会をしたときに、この本をみんなで読みました。



『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか 〝ゆるい職場〟時代の人材育成の科学』
2023年11月25日
著者:古屋星斗
発行所:日本経済新聞出版

表紙やタイトルを見て、この本はマネージャー層向けの本であり
当事者の自分がこれを読んでも
あまりぴんとこないのでは?と思っていたのですが

・・・

なんと、大共感の嵐でした。

例えば…

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「会社に不満はないけど不安がある」(引用:55ページ)


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という文章。
確かにそうかも。と思いました。

パフの職場環境や人間関係には不満はないのですが、
仕事をしているとふと「このままでいいんだっけ」という
気持ちがよぎることがあります。

それは、決して転職すれば解消されるような簡単なものではない
”漠然とした不安”なのですが、
どうしたら良いか自分でもわからないのです。

そんなとき、「自分はなにをやりたいのだろう」と
問いを投げかけてみるのですが、
なかなか言葉が出てきません。

学生時代は、やりたいことがありました。
それは、今思い返すと
世界が狭かったから見つけやすかったのだと感じます。

例えば、アニメや漫画が好きだったから
咄嗟に声優を目指して養成所に通ってみたり。
SNSで実写映画が叩かれてばかりいるのを見て、
「叩くなら実際自分がやってみて苦労を感じてから言うべきでは?」と思って
映画学科に入ったり。

当時の私は学校と家の往復の日々でした。

その中でしかコミュニティもなく、
だからこそ、微かな光を見つける度に
すがるように、まっすぐに、一歩踏み出していました。

しかし、社会人になって
見える景色が広くなり、選択肢が多いからこそ
その“光”がどこにあるのかわからなくなってきました。

就活のときも少し似ていますね。
様々な会社があり、いろいろな社会人がいることを知り、
行き交う情報をかき分けながら、
どこでなら自分は楽しく働けるのか悩みながら
活動をしていました。

選択肢が増えれば増えるほど、視野が広がれば広がるほど
揺らいでしまいませんか?

そんな中、パフで働こう!と少しの不安と覚悟をもって
入社したときは“漠然とした不安”はなく、
ただ目の前の仕事に向き合うので精一杯で
とにかくここで頑張ろう。と過ごしてきました。

しかし、一年目、二年目と、
年次を積み重ねれば重ねるほど
見える世界が広くなってきて、
新しい楽しさややりがいを得ると同時に
一方で不安を抱くようにもなりました。

最近、社外同期とごはんに行っても、
確かに「他社でも自分が通用するのか不安」という
声はよく聞きます。

本の中では、”キャリア安全性”という言葉がありました。

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職場のキャリア安全性は3つの要素で構成されている。「時間視座」「市場視座」「比較視座」である。

(中略)

①時間視座
「このまま所属する会社の仕事をしていても成長できないかも…」という気持ちに代表される不安がどの程度その職場で解消できるのかという要素だ。

②市場視座
「このまま職場の仕事をしていると転職できないかも…」という気持ちに代表される不安がどの程度その職場で解消できるのかという要素だ。

③比較視座
「友人・知人などまわりの年代と比べて自分は大丈夫だろうか…」という気持ちに代表される不安がどの程度その職場で解消できるのかという要素だ。

(引用:104~105ページ)

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私が今、パフで一抹の不安を覚えつつも
ここでなら成長できるだろう。と感じるのは
それが一定満たされているからなのだと思います。

例えば・・・

尊敬できる先輩を見て、自分もこうなれるかもと希望を持てたり。

大学時代の友達と仕事の話をしたときに、
「そんなことしているの、すごい!」「難しそうなことしているね」と
言われることで、安心感を感じたり。
(他社の同期から言われると、客観的な意見なので
より自信に繋がりやすい気がします。)

世界が広くなることで感じる”不安”は、きっと成長のあかし


”漠然とした不安”はいきなり全て消すことは
難しいと思います。

だからこそ、まずはこの広い世界(社会)のなかで、
本人が「ここでなら成長できる」と
自信を持って答えられるかどうかが
ファーストステップなのではないでしょうか。

ではでは、今日はこの辺で。

”不安”がすっきり消えたら、
またこれに関して記事を書こうと思います!
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