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「若者は社会共通の財産です」←社会共通の財産って何??? 自社の掲げる言葉をしっかり考えてみた 笠原の読書感想文『社会的共通資本』著:宇沢弘文

作成日:2023.12.1

みなさまこんにちは。パフの笠原です。

 

自社の標語ってありますよね?パフの場合は「顔の見える就職と採用」とか「たったひとりのあなたのために」とか(これらは理念だったりしますが)いろいろあります。

 

その中でこれって何?となった標語が一つありました。それがこれです。

 



まだわかりづらいですかね?



この社会共通の財産である若者、という社会共通の財産というのが引っかかるのです。

社会共通の財産って何?????????????

 

そういえばむかーし社会の授業で共用地とかいろいろ習った気がしますが、一人間である若者を社会共通の財産と位置づけていることがなんだかスッと入ってこないのです。

そんな悶々と日々を過ごしながら、このサービス企画書(言い忘れましたが、上記の資料は弊社のサービス企画書の冒頭のページです。)を使って営業をしていると、知り合いの大学生からこんなことを言われました。

 

「いま卒論でコモンズについて取り扱ってて~宇沢先生の社会的共通資本ってめっちゃ参考になるんですよ~」

 

ほう?

 

社会的共通資本


 

なんだか私のこのもやもやを解決してくれそうな字面をしています。

そんなこんなで早速本を買い、毎朝のうだるような満員電車の中で読み進めました。(新書って小さくて満員電車の中でも読みやすいですよね。)

 

結論からいうと、難しくてよくわからなかったです。

 

この本によると、

社会的共通資本とは、

 

豊かな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会を安定的に維持するーこのことを可能にする社会的装置が「社会的共通資本」である。

 

とのことです。

確かに、パフは新卒採用を通じてイキイキ働く若者を世の中に増やすことで、若者、会社、社会の3方良しを目指している為、パフからすると、新卒採用は社会的共通資本と呼べるかもしれません。

 

しかし、企業によっては採用活動はあくまで事業の存続、および発展のために、人的リソースを確保する活動と位置づけているでしょうし、採用活動そのものを社会貢献と認識しているかどうかはその企業の文化や、経営者の価値観、採用担当者の価値観によって大きく異なるなと、感じています。

 

毎回読書感想文では本の内容の紹介をするよう心がけているのですが、今回ばかりは理解が追い付かなかったので割愛させていただきます。

(ざっくりいうと、先ほどの社会的共通資本を経済学的、農業・都市・医療・教育といった分野でどのように作用しているか、また、現代ではどのような問題が起きているかを論じています。)

 

しかしまあ、会社の標語だったり、営業目標だったり、そうした与えられたものってついつい「やらなきゃいけないもの」「そういうものだと納得しないといけないもの」だと思って考えることをあきらめてしまいがちですが、こうして改めて考えみることはとても大事だなと思います。

 

皆さんももしよければ一緒にちょっとしたことに疑問をもって調べてみませんか?
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