STAFF COLUMN

スタッフコラム

変化がもたらす変化について

作成日:2023.10.6

どうも、大岡です。

先月の9月18日。パフの清水の誕生日に結婚式を挙げさせていただきました。



私の実家は滋賀で、仲間は東京にばかりいるのですが、奥さんのおじいさんおばあさんに花嫁姿を見せない訳にはいかないし、うちの家族は兄夫婦と姉だけだから長旅もよかろう、というわけで、奥さんの実家の山形にしました。

ご存じ?私は神主なので、当然神式になるわけですが、奥さんの実家のすぐそばに熊野大社という立派な神社があったので、式場はさくっと決まりました。

参列は本当に最低限で、私(51歳)奥様(37歳)、うちの兄夫婦(67歳)と姉(66歳)、お義父さん(62歳)お義母さん(62歳)に奥さんの弟(36歳)とその家族、加えて我らが釘崎会長(62歳)と吉川社長(45歳)という布陣。

台風の季節にもかかわらず当日はしっかり晴れ。だったのはよかったのですが、季節外れの夏日で、羽織袴はもちろん、白無垢にはなかなかに厳しい環境となりました。

 

入り口でおじいさんおばあさんと記念撮影をしてから、参道になる階段を花嫁行列で皆と登り拝殿に。

式そのものはシンプルながら三々九度(本当に少ししか酒を注いでくれなくて残念だった)や誓詞の奏上(祝詞のような体裁なので普通に読むのか祝詞のように読むのか迷った)、玉串奉典(皆で同時とか変な感じだった)と厳かに進み、無事に終わって拝殿の中で記念撮影で解散。

 

一旦皆宿に戻り、着替えたり風呂に入ったりして両家の懇親会会場で再度集合。

結婚式にはこだわりはなかったんだけど、この懇親会はちょっとこだわって、とにかく堅苦しさをゼロにしたかったので、「服装は絶対ラフにしてください。ジーパン短パン推奨。」と兄姉にも奥さん家族にも事前に徹底してお願いし、場所もお義父さんの知り合いの居酒屋で座敷に全員が顔の見える距離で揃って乾杯。

堅苦しい挨拶とかも全部省略して、飲みたいものを飲んで話したい人と話をする時間に。

私は奥さんの弟家族以外はそれぞれ何度も飲んでいるので心配はしていなかったのですが、皆良く飲む。釘崎さんも吉川さんもさすがのコミュ力でしっかり馴染んでました。

楽しくないとあまりしゃべらない兄貴が、会長と社長を相手に「こいつに経営を任せたら会社はつぶれる」という演説を始めたり、終盤では兄とお義父さんいつの間にか親友のように打ち解けてがっちり握手したまま、なぜか一緒に北海道に行く話でもりあがっていたり、思惑通り?めちゃくちゃな楽しい単なる飲み会になりました。

 

20時半くらいにはお開きになり、釘崎さんは知り合いとの飲みへ、吉川さんは帰路へ、奥さんの家族はタクシーで帰宅。

私の家族はお店の近所にそれぞれ宿をとっていたので歩いて帰る、かと思ったらすでにベロベロの兄貴が「歌いに行こう!」と言い出しました。

見て言ったわけではないだろうに目の前にはスナックが数軒。

どれにしようか、と迷っているうちに兄貴が勝手にその中の1軒に突入。慌てて追いかけ金額を確認したらお手頃だったのでそのまま入りました。

 

先に年齢を書きましたが私と兄は16歳、姉とは15歳、年が離れています。

私が生まれたときはそれはそれはかわいらしくて、高校生だった姉は定期入れに私の写真を入れていたそうですが、ここまで年齢が離れていると物心ついたときには二人とも実家にはいません。一緒に育った感はゼロ、大人になって兄貴の経営する居酒屋に飲みに行ったり、正月に兄貴の家に集まって飲んだり、神主の仕事で姉貴とラブホテルに泊まったり(雪深い場所の神社なので前乗りしたいけど普通のホテルがないので。当然別々の部屋)といった交流?はありますが、一緒に遊んだこともほぼなく、当然兄姉弟でスナックなんて初体験です。

兄の歌も姉の歌も初耳。バンドをやっていて音感がいいはずの兄貴は酔っぱらいすぎると音もリズムも外しまくってしまうこととか、ここまで一滴も飲んでいない姉貴が歌う歌が誰の歌でも中島みゆきになってしまうこととかを51歳にして初めて知りました。

 

懇親会からスナックまで、なんかこの時間がなんとも言えない不思議な感じで、あまり兄姉弟感のなかった二人(義姉も)が自分の結婚をすごく喜んでくれているのだということが言葉でなく伝わってきて、照れずに言うととても幸せでした。

結婚して奥さんが大岡家に加わってくれたことで初めて見えた二人の新しい姿と、ここから始まる新しい関係のようなものを感じて、ああ、よかったなと噛み締めた次第。

 

既定の1.5時間をちょっとオーバーしたかな?というくらいで兄貴が寝てしまったので私と姉機で肩を担いで宿に連れて行きましたが、入り口で大の字になった状態で後は義姉と姉に任せて我々の宿に帰りました。

ここまで書いていると私はしっかりしていたように思えるかもしれませんが、実はこの後、宿の風呂場の脱衣場で寝てしまい、奥さんと宿のおじいさんに全裸で起こされるという失態を起こしておりました。

 

あれだけ飲んだら翌日朝は皆大変だろうなと思っていたら、お義父さんもお義母さんもすっきり元気に宿にお迎えに来ていただき、兄貴からは朝早々に珍しくメッセージで「また飲もう」と入っていました。

今度の正月は家族でカラオケに行くかもしれません(笑)
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