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Staff Column

スタッフコラム

ジェンダーと就活。〜 Xジェンダーのわたしが就活で苦しかったこと 〜

作成日:2022.3.2

こんにちは!株式会社パフ内定者の冨田です!

(職サークルのスタッフコラムで自己紹介しているので、もし良ければご覧いただけると嬉しいです!)

 

4年間の学生生活があと1ヶ月ほどとなり、月日が経つのは早いなあ、と日々感じております。

社会人のみなさんは、学生生活最後の春休み、どのように過ごされておりましたか?🌸

後悔のない過ごし方、ぜひ教えていだだきたいです…!

 

さて、今日は「ジェンダーと就活」についてお話ししたいと思います。💭


目の前の学生ももしかしたら?


わたしは、Xジェンダーです。(男女のいずれにも属さないと考える性自認を持つ人のことです。)

正直カミングアウトするかどうか迷いましたが、少しでもこういう学生もいるんだと認知していただければ幸いです。☘

(ちなみに、内定先にも話すのは初めてです。)

 

  1. ところで、LGBTQ+など、性的マイノリティの人は世の中にどのくらいの割合で存在しているかご存知ですか?


 

  1. 全体の約10%。(回答できずに抱え込んでいる人も含めると、もっと多いかもしれません。)


 

この数字を見て、どう感じられますか?ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と多いと感じられた方も多いのではないでしょうか。

 

そうです。貴社の面接を受けている学生の中にもいる可能性が十分にあるのです。

 

今回は、わたしが就活で苦しいと思ったことをお話ししたいと思います。(Xジェンダーの意見ばかりになりますが…。)

貴社での選考にあたって、学生との向き合い方を考える際に、少しでも参考にしていただければ幸いに存じます。


レディースのスーツなんて着たくない


『スーツ』。まずはこの壁が大きかった気がします。

大学に入学する前、入学式兼就活用に、スーツ屋さんに行きました。

やっぱり案内されたのはレディースもの。(今ではメンズもレディースもどちらの売り場も楽しめるようになったわたしですが、当時はレディースものの売り場にいるだけで冷や汗が出るくらい不快でした。)

 

『パンツの裾はフレアになっていた方が女性らしくて可愛いですよ』と、店員さんに言われました。

それに対して、わたしは『形はストレートなタイプで、裾上げは多めにしてください。もっとです。靴にかからないくらいで。』

と、なるべくメンズ寄りになるよう、自分なりに足掻いていました。

 

大学の入学式では、ワイシャツはメンズもの、その他はレディースにして、ごちゃまぜで参加しました。

ごちゃまぜだったり、その日の気分でいろんな雰囲気の服を着ることが『わたしらしい』と感じていました。

 

でも、就活ではそうはいかない。

「入学式ではスーツに関心のある人は少ないからごちゃまぜスーツに気づいた人は少なかったかもしれないけど、就活は普段からスーツを着ている人が多いから、絶対にバレる。どうしよう。」

と大きな不安を抱えていました。

自分が納得いくのなら


結局、わたしはレディースもののスーツを着て就活に挑みました。

日によって着たい服装が変わるわたしだからこそ、コスプレ感覚で柔軟性をもってできたのかもしれません。

(しかし、中には面接が終わった途端、全部脱ぎ捨ててメンズライクな装いをしたりした日もありました。)

 

スーツを指定することで、見極めにあたってのメリットやデメリットがどちらもあると思います。

その際に、頭の片隅にでも構いませんので、

こういった思いを抱えながら向き合っている学生がいるかもしれない。

という考えを持っていただけると、嬉しく思います。



 

履歴書の性別欄、どっちにしよう


企業から指定のある履歴書など、性別欄のあるものが多く見受けられました。

それに丸をつけることで、自分で自分の性自認を認めさせられている気がして、なんだか苦しい気持ちになったのです。

 

もちろん、選考の過程で何かしらの都合があるのかもしれないのですが、もし貴社にとって必要ない項目なのであれば、無くしても良いのではと思います。


些細な言葉が毒にも薬にもなる


「今日は女性が多いですね!」「紅一点だね!」

今までの選考でたくさんこういった言葉を耳にしてきました。

 

その度に、わたしはその言葉を右耳から左耳に流すことを行ってきました。

ただ流すだけってダメージがないように思いますが、身体の中に一度取り込むと、喉元でつっかえるような感覚に陥ります。結構心の体力を使うのです。

 

決して「発する全ての言葉に気を付けろ」「マイノリティを完璧に理解しろ」ということではありません。

 

ただ、

「こういう人もいるんだ。」と認知する。

それだけで、救われる人がいるのだと、知ってもらいたいのです。



 

どうか「もしかしたら」の考えを


今回お話ししたことは、あくまでわたし個人の考えです。人によって、もっと異なった苦しみや悩みを持っていると思います。

 

選考過程の中で、「もしかしたら」の考えを持っていただくだけでも、当事者として嬉しく思います。

 

その際に気をつけて欲しいことは、「詮索しないこと」です。むやみに詮索することで、信頼を失いかねないからです。(なお、本人が「話してもいいかも」「この人になら、貴社になら」と思って自分から積極的に話すケースは問題ないです。)

 

ただ、目の前の学生と、性的指向や性自認の壁を取っ払って「ただ1人の人間」として向き合う。

そういった気持ちをもって接してくださるだけで、就活を終えたばかりの学生として、この上なく嬉しく思います。☺️