点は取らなくていい。でも全員の背中は見えていたい ― 社長という“ゴールキーパー”のしごと
作成日:2025.6.25
皆さん、こんにちは。パフの吉川です。
パフは6月が決算月。今週でパフ社の29期は終了です。
今年も社員の皆さんの頑張りと素敵なお客様・パートナーさんのおかげで、これまで以上にたくさんの良い仕事ができました。感謝、感謝。
そんな期末、少しだけ昔の話を・・・。
私、高校時代はハンドボール部のゴールキーパーをしていました。
チームは全国大会にも出場する強豪だったのですが、正直、私の腕前は…まあまあ。
ボールより声を出す方が得意で、守るより盛り上げることでチームに貢献していました。
(「そこ、吉川のポジションで合ってた?」というツッコミは、心の中でそっとお願いします)
でも、ひとつだけ、当時からずっと大切にしていたことがあります。
それは、ゴールを決められても、凹まずにいち早く次のスタートを切ること。
高校時代の私、点を入れられるたびに、ダッシュでゴールに転がったボールを拾い、
誰よりも早くコートの真ん中へ運んでいました。
「さ、次いこ!」と前を向くその動きが、自分なりの貢献の仕方だったのかもしれません。
でもそれも、今思えば、私が止め損ねたときに、
「その分、私が取り返しますから」と言ってくれるような、
頼もしいフィールドプレイヤーがいたからできたことなんですよね。
そんな私が今、会社というチームで、社長という“ゴールキーパー”をやっています。
点を取るのは、フィールドのスタッフたち。
お客様の心を動かしたり、新しい挑戦を仕掛けたり。
彼らの活躍がチームに歓声をもたらすんですよね。
私はその少し後ろで、全体を見て、空いているスペースに声をかけたり、「今、風向き変わってきたぞ」と小さくつぶやいたり。
ピンチのときには、思いきって前に出ることもありますが、基本的には「自分が目立たないのが、いちばんうまくいっている証拠」くらいに思っています。
でも、やっぱりこれだけは大事にしていたい。
それは、「全員の背中を見ていたい」ということ。
誰がどんな風に走っているか。
疲れている人はいないか。
違う方向に向かおうとしている人がいないか。
そんな一人ひとりの“背中”に目を凝らすのが、ゴールキーパーの役目だと思うんです。
来週にはすぐ30期が始まります。
きっとまた、いろんな“予想外のボール”が飛んでくると思います。
でも、それも含めて、その年の試合を楽しみたい。
だって、今のパフには頼もしいフィールドプレイヤーたちがいて、一緒に前に進んでくれるお客様がいて。
このメンバーでなら、どんなシーズンだって面白くなる気しかしません。
私がボールを止め損ねたら…と思うと怖さもありますが、でもそのときは、誰より先に拾いに行きますので!
1年の終りは1年の始まりでもある。
来期も今期に負けないぐらい、最高のシーズンをつくっていきます!