釘さんの100の出会い プロフィール
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  <第05話> 「グループサウンズ 」   2004/12/06  
 
僕の4つめの素敵な出会いとして、きょう書こうと思うのは、人ではなく
「音楽」です。

僕が小学校2年生のころ。昭和43年。西暦だと1968年ということになり
ます。日本の歌謡界は、グループサウンズと呼ばれる、グループ音楽の全盛期
でした。

タイガース、テンプタース、ブルーコメッツ、スパイダース、ワイルドワンズ
などなど。さまざまなグループが活躍していました。

沢田研二(タイガース)、萩原健一(テンプタース)、堺正章(スパイダース)
など、いまでも活躍するタレントや俳優、作詞家、作曲家の多くは、実はその
昔、グループサウンズの一員だった、という人が多いのです。

ところでこのグループサウンズ。きっかけは、ビートルズが来日した1966
年に遡ります。

ビートルズの音楽に魅せられた若者たちが次々とグループを結成していきまし
た。またレコード会社が主導となり、グループサウンズ予備軍をどんどん誕生
させていったわけです。

このグループサウンズの音楽を聴くたびに、テレビで活躍する姿を見るたびに、
なんだかその中に引き込まれていく自分がいるのに気が付きました。小学校2
年生のくせにずいぶんと早熟だったのかもしれません。

このグループサウンズ好きが高じて僕は、後のフォークソング好きにつながっ
ていったのではないかと思っています。

いまでもたまに、ワイルドワンズのメンバーが経営するライブハウスに足を運
んだりする自分。そこで思わず手をたたきながら一緒に歌う自分。

4つめの素敵な出会いである「グループサウンズ」は、僕に音楽のすばらしさ
を教えてくれた、最初の出会いだったのです。
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