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  第94話    「変な就職講座“つきしま村塾”」(前編)    
2001年1月10日。

この日、ちょっと風変わりなイベントがパフのセミナールームで開かれた。

その名は“つきしま村(そん)塾”。


なに、それ?


と、普通の人なら思うだろう。変な名前である。

これは、松下村塾(しょうかそんじゅく)から、もじって取った名前だ。


普通のイベントや就職講座では集まらないような、ましてや就職課などには
絶対顔を出さないような、ちょっと生意気でも、とびきり熱くて優秀な人材。

それはいったいどうすれば集まるんだろう……。

悶々と考えていた。


身近な例で言うと、R社の人事担当役員であるMさんのような人材。

#Mさんのことは、過去のメンバーメールでも頻繁に出てくるので、詳細は
カットいたします。


・・・・・


ちょっと茫洋としているけれど、『人』のことを語らせると、ムチャクチャ
熱い。

就職活動のことなんて、あんまり考えていない。

就職活動への興味よりも、「社会に出る」ということそのものに関心がある。

自分のことよりも、世の中のこと。今日のことよりも、明日のこと。


・・・・・


そんな価値観を持った学生に会いたかった。

そして思いついたのが、この“つきしま村塾”であった。

この“つきしま村塾”の精神を高らかにうたえば、きっと世の中を変えうる
人材が大勢集まる、と思った。

告知用のホームページも作った。『松下村塾』を彷彿とさせるような、レト
ロ調のセピア色した画面デザインである。


そして、2001年1月10日。


“つきしま村塾”は厳かに、開始されたのであった。

(…つづく)

 
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