自転車操業物語 プロフィール
バックナンバー一覧へ
 
  第93話    「西暦2001年。21世紀がついに始まった」    
時は西暦2000年12月31日。

僕は、仕事納めと大掃除の終わった会社にひとりいた。
あと数時間で20世紀が終わる。そして、次の瞬間、21世紀がスタートす
る。

パフの3年目の決算は、前年よりも50%近くの売上増となっていた。

これは、この年の内定者である、ヨシカワ、フルカワ、アサヒ、タカノリの
4名の奮闘の賜物である。

しかし、まだ利益が生み出せるまでの体質にはなっていなかった。

会社とは、利益を出すことができてはじめて存在する価値がある。利益を出
せない会社が、世の中に偉そうなことを言ってはいけない。そう思っている。

そういう意味では、当時のパフは、まだ社会の片隅で、ひっそりとしていな
ければならない存在だった。

ちなみに、この年の決算は、売上=約6000万円、
利益=マイナス400万円であった。


もう一歩であった。

新人たちと僕とで、21世紀最初の年に、パフをなんとか利益の出る会社にし
たいと考えていた。


午前0時を回った。


いよいよ21世紀。新しい年の幕開けだ。

僕は、数日後の仕事始めの時に話すための、「社長のメッセージ」を考えて
いた。


パフ初の新入社員が正式に入社するまで、あと約3ヶ月。

希望と期待と、ちょっとした不安の入り混じった21世紀の始まりだった。

(…つづく)

 
<<  前のコラムへ 次のコラムへ  >>
 
バックナンバー一覧へ