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スタッフコラム

「他社との差別化、どうはかる?」—越境学習「職サークルギャザリング」レポート

作成日:2025.10.20

こんにちは、パフの保坂です。先週金曜日、「職サークルギャザリング」を開催いたしました!

新卒採用における視座を高める越境学習の場「職サークルギャザリング」。業界・業種、企業規模、採用人数、採用歴を問わず、数十名の人事・採用担当者の皆様が一堂に会し、「自社の採用活動は、学生にとって真に価値あるものになっているか」「学生がより良い選択をするための支援」といったスタンスを学び合っています。

今回のテーマは「他社との差別化、どう図るか?」です。

採用成功のために不可欠とされる「他社との差別化」。しかし、学生の皆さん自身が「良い企業を選ぶ」という視点に立つならば、差別化ポイントを恣意的に「捏造」することは当然許されません。また、社会や自社について十分な知識を持たない学生に対し、「当社の●●は、他社とはここが違います!」と一方的に伝えても、果たして真に伝わるでしょうか。

学生が誤解なく、しっかりと理解し、共感し、感動してもらうためには、どのように伝えるのが最善か。参加者の皆様と活発な意見交換を行いました。

当日は、学生も4名が参加。「社風が他社と違って見えた経験」「どのような機会があれば、社風をより深く知ることができるか」というテーマで取り組んだワークの結果をシェアしてもらいました。

学生からは「自然体の社員の方々との関わりから社風を感じたい」という意見が多く寄せられ、具体的には「オフィスや現場を『見る』だけでなく『じっくりと体感したい』」といったリクエストが挙がりました。

私は、企業にはそれぞれ固有の「性格・人格」があると考えています。それは、事業、仕事内容、理念、ビジョン、歴史といった要素が絡み合い形成されており、まったく同じ会社は存在しません。そして、それを「社風」として捉えています。

自社の「社風」を学生に正しく感じてもらうことは容易ではありません。だからこそ、採用に関わる採用担当者、面接官、そして全社員の皆様が、まずはご自身が「自社を好きだと感じている点」を深く自覚すること。そして、それをご自身の経験と結びつけて、学生に語りかけてみてはいかがでしょうか。

学生は、「企業の人格」を、複数の社員から語られる多様なエピソードを通して、立体的に、そして多面的に形成していくことができるのでは、と考えています。

 
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