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スタッフコラム

小学校の同窓会で気づいた、「素敵なおとな」像

作成日:2025.8.7

アクネです。「猛暑」という言葉を超越するくらいの猛暑ですが、皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。

 

私は汗をかきかき、生きています!!(この表現、ひたむきな感じがあって良いですね笑)

 

先日、通っていた小学校の同窓会に参加してきました。

小学校の集まりに参加するのは何と中学生の頃ぶり。同級生だけの集まりではなく、卒業生全体での集まりだったため、会が始まるまでは「知り合いが誰もいなかったらどうしよう…」等と不安でしたがそれは杞憂に終わりました。

 

当時一番仲が良かった同級生と会うことが出来たのも理由の一つではありますが、何より、自分の小さい頃~思春期に差し掛かる時期を知っている先生方と会えたことがとても嬉しく、それだけで満たされたからです。「大人になったんだね~涙」と言ってもらい、一瞬で12歳の頃に戻った気分になりました(笑)

 

私が1年生だった時に担任だった先生が教頭先生になっていたり。

5~6年生の担任だった先生は、その小学校を退職したにも関わらず同窓会に顔を出しており、たくさんの教え子たちと変わらず楽しそうに談笑していました。

 

小学校時代の記憶は日々薄れつつあるのですが、私にとって「楽しそうに働いている大人」と考えてまず一番に思い浮かぶのは、通っていた小学校の先生方です。

 

子どもたちの「面白そう!」「やってみたい!」を引き出すために、まず自分たちが面白がってやってみること。時と場合にもよりますが、喜怒哀楽を表に出す人間くささがあること(怒るととっても怖い先生ばかりでした(笑)でも、はっきりと叱ることで、後腐れなく「あの時あんた達には本当に苦労させられたわ~」と笑い話に出来るんですけどね)。そして、「色々あるけれど、この場所が好きだ!」という誇りを持っていること。

 

小学校の卒業から月日が経っているため、もちろん先生の入れ替わりはあり、現職の先生は知らない先生が大半でしたが、それでも、あの頃と変わらない「先生たちの本気」に触れることで、私自身はこのような、人の「本気の気持ち」に火をつける大人になれているのだろうか?と逡巡しました。

 

そして、先生方に感じた「素敵な大人像」は、実は採用の場面でも大切なのでは?と考えていました。

 

・会社の良いところをアピールする前に、まずは自分が仕事を楽しんでいる/充実感を得ていること

・選考で候補者を「受からせる・落とす」の単純作業に終始せず、目の前の候補者とのコミュニケーションで心を動かしていること

・「今、この場所で働いている理由」を自分なりに持っていること

 

このような感じでしょうか。

 

アピールしなくても伝わるもの、というのが確かにあると思います。

それは、その人自身が経験してきた苦労、喜び、やりがい、葛藤。

でもそれらはきちんと自分の血肉になってはじめて伝わるものだとも思います。つまり、人の言葉を借りるだけでは意味がなく、なんとなくスマートに決めてみることも意味がないのです。

 

先生たちの姿を見て、私もまず、日々の出来事を血肉にするために目の前にいる方や仕事に向き合って、心を開いて一歩踏み込んでいくことを、こわごわではありますが続けていきたいな、と思いました。
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