田代さん、先生になるんだってよ!「心を動かす文章の書き方」
作成日:2025.7.22
こんにちは。パフのタシロです。
実は、この夏、ちょっとした挑戦をすることになっていまして。
私が住んでいる千葉県流山市で、ご縁をいただき
4回シリーズの「文章の書き方講座」を行うことになりました。
いや、挑戦…って、田代さん。
企業向けの研修講師やセミナーもたくさんやっているし、
資料作成なんて年間6000枚ぐらい作っていて楽勝でしょう?
そんな声が社内から聞こえてくるかもしれません。
実は、これ。
対象が大人ではなく、小学生向け。
小学4~6年生をターゲットに、文章とは何か?取材とは何か?を
私が伝え、形にするという一大プロジェクトです。
小学生。
いわゆるビジネス的な言葉も通用しませんし、
言葉の理解度も解釈も乖離がある中で、どう僕が大切にしている思いを伝えていくか。
これは挑戦以外の何物でもないんですね笑
ハッキリいって、仕事よりも悩んでしまうかもしれない。
でも、よく「小学生に伝わるぐらい分かりやすくまとめろ!」と
仕事でもハッパをかけられるシーンってあると思うのですが、
こういうチャンスをいただけたので、燃えに燃えまくっています。
しかも、今回は親子企画なので、親御さんも付いてくる!下手な指導をしたものなら「先生!いい加減なこと教えないでください」とクレームがくるかもしれない。親は怖いですから。(でも、その気持ちもよく分かる)いや~、背筋が伸びますよね。
きっと、親御さんの期待値としては「心を動かす文章」とうたっていますので、国語力が身につく…という学習的要素もあると察しています。
ただ。
僕が伝えたい思い。
それは、決まっているんです。
テクニックなんて教えてたまるもんか、と。(ドーン)
取材を通じて。文章として表現する活動を通じて
改めて「心の大切さ」を紡ぎたいと思っています。
以下、こんなメッセージを言いたいなと言語化しています。
みんなに、記者の仕事でいちばん大切なことを、
今日は伝えたいと思います。
それは――「心で聞くこと」です。
取材ってね、ただ質問をして、メモをとることじゃありません。
そこにいるのは、人です。いろんな気持ちを抱えて生きている、誰かです。
うれしい気持ち。がんばっている気持ち。ちょっとだけ悲しい気持ち。
ぜんぶ、その人の中にあります。
でもね、人は誰にでも、簡単にその気持ちを話せるわけじゃありません。
「この人なら、わかってくれそうだ」って思ったときにだけ、
本当に大事なことを話してくれるんです。
だから記者にとっていちばん大切なのは、「聞くチカラ」。
でもそれは、耳で聞くだけじゃない。
相手の顔を見て、表情を感じて、言葉にならない気持ちにそっと気づくこと。
「聞こう」と思う気持ちに、ちゃんと心がこもっていること。
あいさつをする。目を見て話す。うなずく。最後に「ありがとう」を伝える。
そういう小さなことが、信頼のはじまりになります。
信頼があると、相手は心をひらいてくれる。
心をひらいてくれると、本当のことを話してくれる。
本当のことを聞けたら、それはもう、きっと誰かの心を動かす記事になる。
だからね、記者って、言葉の奥にある“気持ち”を受けとる仕事なんです。
宝物みたいに大事な、誰かの人生の一部を聞かせてもらう仕事です。
みんなのやさしいまなざしと、まっすぐな気持ちが、きっとそれを引き出してくれます。
さあ、勇気を出して、一歩をふみ出してみよう。
君だけの言葉で、君にしか書けない物語を、届けてください。
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ウェルビーイング学習で学んだこと。
物語思考で学んだこと。
もちろん、日々の仕事の中で感じた経験。
そういうすべてをごまかしのきかない子どもたちを前に話してみたいと思うのです。
皆さんは、どんな夏をお過ごしになりますか?
歓喜に包まれるか、それともド滑りするのか、
ワクワクドキドキしながら、僕の挑戦は続きます。
乞うご期待!