STAFF COLUMN

スタッフコラム

なぜ人はフルマラソンを走るのか

作成日:2024.3.11

こんにちは、サトミンです。
先日誕生日を迎え、27歳になりました。
ある説によると27歳は女性が一番キレイな歳らしいので、全力で1年間楽しみたいと思います!

さて、2024年2月11日、愛媛マラソンを走りました。
人生3回目です。



目標は自己ベスト更新です。
初めてフルマラソンを走った大学2年生の冬は4時間52分22秒。
2回目、大学4年生の冬は5時間35分14秒。
体力も落ちたし練習量も少ないし大丈夫だろうか?と思いながら…。

課題は明確で、調子に乗って序盤に飛ばさないこと。

小学校の頃から長距離は得意でした。
部活では、一緒に練習している人に負けたくない一心でアップや外周も常に全力。
よくそんなに頑張れるねと言われたこともあります。
部活で一番になれても学年10位以内に入れない、微妙な記録を毎年出し続けていましたが走るのは楽しかったです。

そんな感じだったので、走り始めて乗ってくると、「もうちょっといけるんじゃないか」と思ってすぐにペースを上げてしまい…。
過去2回ともそれで調子に乗って、半分走ったところで馬鹿だったと思い知りました。

そんなこんなで迎えた当日。
ペースを教えてくれるランニングアプリもインストールして準備万端。

結果は・・・



「4時間33分56秒」でした!
目標達成〜!!!

あと3分56秒、なんとかならんかったんかいという声も聞こえてきそうですが…
いやはや、これが限界でしたね。よく頑張ったと思います。

せっかくなのでペースも公開しちゃいます。









(スタートの場所がよく分からなかったので、実際のタイムとズレがあります)

30km地点まで、めちゃくちゃいいペースですね!

今回は、飛ばさない!!を意識していたので、1kmごとにペースをちゃんとみて常に調整していました。

しかし、10km地点くらいでしょうか。
4時間半のペースメーカーを見つけてしまったのが運の尽き。

「もしかして、4時間半いけるんじゃないか?」

そんなことを思ってしまったらもうおしまい。
20km地点まではよかったものの、そこからはもうペースメーカーに追い越せ追い抜かれのデッドレース。
いけるかもしれないという淡い期待と、ここで諦めたらもう走り出せない…という危機感。

「やっぱりついて行くんじゃなかった…」という後悔とともに、30km地点までは走り切りましたが、そこで脚の痛みが本格化してきて4時間半をあきらめることにしました。

そこからは走って歩いての繰り返し。
このままずっと歩いてもギリギリ5時間以内にゴールできるかな…。

そんなことを考えているとき、救世主が現れたのです。
それは、Qちゃんという愛称でおなじみの高橋尚子選手。

ちょうど最後の上り坂の手前。
気力が切れかけている人も多い中、「ここまで走ったならまだ走れる!もうちょっと頑張ろう!」「みんなで走れば楽になるよ!一緒に走ろう!」と近くにいる人たちを鼓舞しながら、一緒に走ってくれたのです。

正直、私自身、かなり疲れていましたが、Qちゃんの明るい励ましに少し元気が出て、ついていくことにしました。
そして一歩一歩足を前に出し、気付いたときには残り5km。体力も気力も随分と回復していました。
Qちゃんはその道中でも常に周りに声をかけ、次第にその軍団は大きくなっていきました。
最終的には、20人ほどの塊で走り切ってゴールすることができたのです。

今回の自己ベストは、Qちゃんと出会わなければ成し遂げられなかったでしょう。
しかし、頑張れば4時間半を切ることができるかもしれないという希望を持つことができました。

なぜ人は(高い参加費を払って笑、)しんどい思いをしてまで、フルマラソンを走るのか。
その謎が解けることはきっとないでしょう。

しかし、私は、自己ベスト更新を目標に、またフルマラソンを走ります。

倍率が高くてなかなか当たらないと噂の東京マラソンへの出場を目指して、当たるまで応募し続けます!

 

 
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