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スタッフコラム

「変わらない」は誉め言葉?「変わらない」は、すごいこと。

作成日:2023.5.8

皆さん、こんにちは。パフ社長の吉川です。

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。

パフは5月1日と2日を有給奨励日としていたので、9連休になっていたメンバーも多いようです。

 

そして私のGWは…特に遠出はせず、複数の友人と会う日々でした。

 

そして、約3年ぶりに会った友人に言われました。

「ほんと変わらないよね、吉川さん」


 

褒め言葉として言われたようなので「ありがとう」と伝えたのですが、私、この言葉、よく言われるんですよね…。大学生のときにやった小学校の同窓会でも言われました。「全然変わってないよね!」と。え、小学生の時と変わってないって…と少し寂しくなったもんです。

 

ただ私も初めて他人に「変わってなくて、素敵♪」と思える瞬間が、このGWにありました。

 

それは、数か月前に癌になった親友に会いに行った時のこと。

死に至るほどのステージではないのでそこまで心配はしていなかったのですが、抗がん剤治療を始めて髪の毛が抜けたとか、薬投与後はだるくて動けないとか…事前に話を聞いてしまうと、「会って前と全然違う姿になっていたらどうしよう…私は普通に接することができるだろうか…?」などと、実はドキドキしながら、友人宅に向かいました。

 

ピンポーン。

吉川:こんちは~

友人:あゆ~、久しぶり~~!!

 

いつもと変わらない友人の笑顔に、安堵と嬉しさがこみ上げました。

 

吉川:変わらず元気そうだね~

友人:そーお?でもね~、思った以上にたいへんなこともあるのよね~

 

表情や声色はこれまでとまったく変わりませんでしたが、話を聞くと相当苦労している様子。衣食住、ぜんぶ治療のためにカスタマイズする必要がありますし、病院や仕事場に行くときの配慮など、それはそれはやることは盛りだくさん。そしてきっと将来の心配だってあるはずです。

しかし後ろ向きなオーラは一切なし。むしろ今自分が努力していることをしっかり記憶して「周りの人に同じような人が出たときに役に立てよう」という視点をもった前向きなオーラしか感じませんでした。

 

「変わってない」と感じたこと。

友人宅からの帰り道、実はこれってすごいことだよな、と改めて実感しました。

 

世の中はどんどん変わります。


自分だってどんどん歳を取るし、身体的肉体的能力だって変わります。


だから人は、同じことを同じようにしているだけでは「変わった(退化した)」と思われるのが自然なのではないかな、と。


 

それを「変わってない」と思われるのは、それだけその人が今の時代に適応して、前と変わらない精神と肉体を維持できるよう努力しているからなのでは?と。

 

「良い方に変わった(進化した)」と言われると嬉しいと感じていましたが、きっとそれは一時の急激な変化があったときにしか言われないですよね。「変わってない」という評価の方が、自分らしさを失わず進化している、一番スゴイ状態なんじゃないかな、と。

 

以前「私は、今のままがずっといいんです」という人がいると、「意識低いな~」なんて思ったこともありました。が、それは「努力しません」という意味ではなく、「今のままを維持できるぐらい努力します」ということだったのかなと思うと、ただただ反省です。

 

「変わらない」は、すごいこと。


明日も変わらない自分でいれるために、昨日よりも今日、ちょっとだけ努力しよう!と思った連休明けでした。

 

それでは最後に、だいぶ変わってしまった…学生時代の吉川の写真でお別れします♪



(こんなに見た目が変わったのに「変わらない」と言われるって不思議ですね)
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