それらしいことを言わないといけないESに意味はあるか?
作成日:2025.12.24
こんにちは。パフのタクマです。
最近、ロート製薬がエントリーシートを廃止したことが話題になりました。
便乗するつもりはありませんが、
実は私たちも顧客に「エントリーシートを廃止してはどうですか?」
と提案することがあります。
これは、創業者が以前から考えていたテーマでもあります。
そもそもエントリーシートは、
何万人もの学生が応募してくる企業のために生まれました。
人事のリソースが限られる中で、
「正直、全員とは会えない」
という状況への対応策だったわけです。
一方で最近は、
何万・何千人も選考に進む企業ばかりではなく、
「そもそも学生が選考に進んでくれない」
と悩む企業も増えています。
そうした状況で、
従来通りエントリーシートを運用し続けることに、
どれほどの意味があるでしょうか。
加えて私は選考初期の段階で、
「志望理由」ばかり聞くことに違和感を拭えません。
先日お会いした学生は、
「日本の就活は皆同じ黒いスーツを着て、
強く志望しているわけでもない会社にそれらしいことを言わないといけない、
そのこと自体がストレスフル」と
言っていましたが、その通りだなと。
ちなみにこうしたある意味、
日本っぽい選考手法に違和感を持つ学生は、
日系企業を選ばないケースもままあるので、
本当に選考の見直しをしないといけないのでは?
と考えます。
この話をすると、
「エントリーシートがないと、
面接で何を聞けばいいか分からない」
という声を聞くことがあります。
ただ、その場合も
面接の数日前までに履歴書を提出してもらえば、
十分ではないかと感じます。
エントリーシートを読む時間より、
学生と対話し、理解する時間を、
もう少し増やせないでしょうか。
みなさんの会社では、
エントリーシートは、
どんな役割を果たしていますか?