STAFF COLUMN

スタッフコラム

夏の風物詩

作成日:2025.8.26

こんにちは、パフのツルです。


毎年8月15日は、九段下のオフィスから歩いてすぐの靖国神社が独特の雰囲気に包まれます。今年で戦後80周年となる終戦記念日、社会科見学的な好奇心で覗いてみると、参拝まで一時間待ちの長い行列ができていました。


テレビやネットで見聞きしていた「独特な方々の独特な大音量」は、実際に現地で体験してみると年々縮小ムードのようで、関係者の皆さんの高齢化も肌で感じられます。こうした変化は、やはり現場に足を運んでこそ分かることですね。


祖父が職業軍人で満州から引き上げてきた話、生きて帰ったからこそ次世代の私たちがこの世にいるという話を、直接聞くことができる機会ももう限られてきています。実際の体験談として聞ける貴重な証言は、時間とともに失われていく一方なのが現実です。


お盆の最中、毎日酷暑が続く中、パフ社内では大きなスイカをみんなでおいしくいただきました。

パフ農場のMr.Dさんからの心のこもったプレゼントです。


私も先日、灼熱の太陽の下で畑にお邪魔して、大量のバジルを摘んできました。たった一日の参加でしたが、手塩にかけて育てられた野菜たち—大葉、枝豆、キュウリ、ナス—に不思議な愛着がわいてきます。


Mr.Dさんからのコメントが印象的:

「大玉スイカは1つしか授粉できなかったので、7月11日から一生懸命育てました。本当はあと3日くらい(積算温度100度追加)で完璧だったと思いますが、農園部メンバーが集まれる日を考え、早獲りの勝負でした。後半戦でアミノ酸の葉面散布などの甲斐がありました。美味しいスイカを作る努力が、スーパーなどの3,000円以上の値段理由だと身に染みて分かりました🍉」



スーパーで何気なく手に取っている野菜の値段に、私たちは時々文句を言うことがあります。でも実際に畑で汗を流してみると、その価格の背景にある努力と時間、そして愛情がよく分かります。積算温度やアミノ酸の葉面散布なんて専門用語も、農作業を体験してみて初めて「ああ、そういうことか」と腑に落ちるのでしょう。


歴史の現場を自分の足で歩くこと、土に触れて野菜を育てること。テレビやネット、本で得る二次情報も大切ですが、やはり自分自身で体験してみないと分からないことがたくさんあります。汗をかいて、時間をかけて、五感で感じること。


ここ最近AIの話題が社内であふれていますが

この夏も、そんな「実体験」の大切さを改めて教えてもらった気がします。
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