入社8年目、改めて「原点」を大切にしたい(するぞ!)
作成日:2025.7.9
こんにちは、アクネです。このスタッフブログに寄稿をするのはなんと1年ぶりです(!)
最後に書いたブログはたしかこちら。
「ほんとうのさいわい」を考える~「銀河鉄道の夜」を読んで~ | よいさいよう:株式会社パフ
「銀河鉄道の夜」たびたび読み返したくなりますね…!
直接お話していない皆さまに向けて、わたしの近況を簡単に箇条書きでお伝えしますね。
・パフの教育/研修事業の営業推進担当として、上司の平原さん、まみじさんと共にとにかく研修にめっこり入り込んでいました
・認定ワークショップデザイナーになりました!
・1年間で担当した採用イベントのファシリテーションは20回、研修の企画は17回
・1週間のポーランド・ドイツ一人旅してきました(この話はまたどこかで♪)
新卒採用支援の会社に属していながら、新卒採用の領域から離れて研修に特化する日々を過ごしていました。
最近は、お客様のお役に立てているのだろうか…とスランプに陥っていた日々でもあったのですが、とある方との「再会」がわたしにとって、嬉しさ&ピッと身が引き締まる出来事だったので、今日はそのお話を書こうと思います。
時は遡ること2018年、アクネが新入社員の頃。
右も左も分からず、目先の目標数字に囚われて一喜一憂する日々を過ごしていました。
そんな時に、今よりももっと要領を得ないアクネの意見や提案を面白がってくださったMさんというお客様がいらっしゃいました。
提案をすると、その企画での現実的な効果を尋ねるよりも、「パフがその企画を持ち込む意味や理由」を、アクネさんの言葉で話してみてください、と聞いてくださる方でした。(その時の日報の内容がどこかに残っているはずなのですが遡れず悔しい…!)
そのお客様とはじめてお仕事をご一緒したのは、その会社の部署ごとにブースを出して説明を実施していく、「フェス」のような説明会の企画でした。(「大解剖セミナー」と呼んでいました!)
入社1年目でありながら、各部署の担当者の方のパネルディスカッションの司会をさせていただいたり、とっても刺激的な仕事で、今の私の原点ともいえる仕事だな、と思います。当日の学生の来場者数は200名程度。まだ単独説明会にそのくらいの大人数が集まる時代でした。終わった後、お客様から「はじめての試みでとても勇気がいりましたが、パフさんのおかげで大成功でした。ありがとうございました。」と言っていただけました。
その後、説明会の企画、採用サイトの制作、パンフレットの制作、内定者イベントの運営、オープンカンパニーの企画…ありとあらゆることをご一緒させていただきました。ですが、時代の流れやその会社さん自体の考え方も変化し、近年はなかなかパフで直接お役に立てる機会が少なくなってしまい、お役に立てない自分がもどかしく、徐々に疎遠になってしまっていました。
そして、2025年6月11日。
Mさんと偶然にも同じ電車に乗り合わせており、駅で「もしかして、パフのアクネさんですか?」とお声がけをいただきました。
近くにあったお店に入り、久しぶりにお会いできた嬉しさと、不義理を働いてしまったことに対しての申し訳なさを、上手な言葉にまとめられませんでしたが、そのままの気持ちをお伝えしました。
すると、Mさんが、ふとこんなことを言ってくださいました。
「アクネさんとはじめてお仕事した大解剖セミナー、今でもあの時登壇してくれた社員から『あの企画面白かったよね』と言ってもらえるんですよ」
「時代の流れは色々変わってしまったけど、またあの時みたいに面白い仕事を、パフさんと一緒にやりたいなと思っています」
わたしが「役に立てていないかもしれない」と思い悩んでいたことに対しての、一つの答えが、Mさんの言葉に現れているような気がしました。
とにかく目の前の相手(お客さま)に向き合った時間は、消えゆくものではなく、きちんと相手の心に残り続けるということ。
そして、どういう状況になったとしても、自分自身は、自分の努力や葛藤すべてを、「なかったこと」にしてはいけない、ということ。
Mさんに明確に言葉にしていただいたことで背中を押されたこともありますが、「自分のこれまでの頑張りを、自分が一番見ているんだ」と、じわじわと穏やかな勇気が湧いてきました。
「自分を待っている人がいる」と思って、今の自分のままで、先に進んでいく。
そんな勇気を、Mさんから、いただきました。
今日も、がんばります。