自転車操業物語 プロフィール
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  第69話    「パフ第一期生の内定者研修〜その1〜」    
2000年8月1日。

この日から、新卒採用第一期生である、ヨシカワアユ、フルカワアキコ、
ササキタカノリ、ササキアサヒ(以降、ヨシカワ、フルカワ、タカノリ、
アサヒ)の4名が出社することになっていた。

新人4名+経理のマルヤマ+ボク。この総勢6名が、新生パフを立ち上げて
いくスタッフということになる。


フルカワは、関西の大学だったので、前日から東京に一時的に引越してきて
もらった。
有楽町線の小竹向原という駅の側にあるウィークリーマンションが、
彼女の仮の住まいだ。


ヨシカワとアサヒは、それぞれ自宅が都内にあり、自宅通勤。


タカノリは、出身は岩手だったが、大学と下宿は群馬県高崎市。
無理すれば通える距離ではあるが、毎日通うには遠すぎる。
ちょっと中途半端なところに住んでいた。
彼の親友が都内におり、下宿させてもらえるという話だったので、そうして
もらうことにした。


8月1日は、この4人が、一斉に顔を揃えるはずだった。

が!

タカノリから前日電話が入ってきた。

「あ、あ・あのぉう…。実は岩手の実家で不幸がありまして、明日からの
研修に参加できなくなりました。まことに申し訳ありません」


なんでも、お祖父ちゃんが亡くなられたらしい。こればかりは、しょうがな
いことだ。

タカノリを除く3名で研修をスタートさせることにした。

でも、ボクの頭には、ちょっと不吉な予感が横切っていた。

「ササキタカノリかぁ…。そういえば、面接のときから、ちょっと挙動不
審なところがあったなぁ。もしかして、研修を前にして、臆病風に吹かれて
逃げ出そうとしているのでは…」


8月1日。

ボクがそんな心配をしているなど誰も全く知らず、タカノリを除く3名の内
定者は集まった。皆、初々しい表情だ。

パフ本社での、ちょっとしたガイダンスの後、今日から丸2日間の研修を実
施してくれる「寺さん」の事務所に、皆を引率していった。

当時、寺さんの事務所は日比谷にあった。周囲はでかいオフィスビルだらけ
で、いかにも「東京!」という場所だ。

ここから、パフ第1期生の過酷な日々がスタートすることになる。

(過酷な研修の中身とは!?…つづく)

 
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