STAFF COLUMN

スタッフコラム

社外に“推し”がいる幸せ

作成日:2025.6.3

皆さん、こんにちは。パフの吉川です。

最近、入社6年目の山下さん(ピヨ子)と話していて、なんだかとても深い気づきがありました。

 

ある雑談の中で、「仕事において、憧れてる“教祖的な存在”っている?」というちょっと不思議な質問が出たんです。するとピヨ子は、少しも迷うことなく、あるお客様の名前を挙げました。

 

「私に仕事の基本を教えてくれたような方です。色んなチャンスもくれて、アドバイスもくれて、でも同時にすごく対等に、一緒に仕事してくれる方なんです」

そう言いながら、どこか照れくさそうに、でも自信をもって話す姿に、私はぐっときました。

 

ちなみに(ご存知の方も多いですかね?)ピヨ子は、見た目はとても可愛らしいのですが、中身はかなりしっかり者で、物事をズバッと言うタイプ。相手が上司でもお客様でも、「それ、違うと思います」とハッキリ言う強さがあります。でもその奥には、まっすぐな誠実さがある。だからこそ、彼女が心から信頼を寄せる相手がいるというのは、とても意味のあることだと感じました。

 

私もその方をよく知ってますが、上司にも部下にも発注先の私たちにも誰に対しても態度が一緒。できない理由よりできる理由を考えてどんどん前に進む。無茶苦茶仕事してるのですが、無茶苦茶遊んでもいて。まさにwell-beingをそんな言葉ができる前から体現している。

 

ピヨ子が、その方の名前を挙げたのは納得しかないのですが…まず社内ではなく社外の人の名前を挙げたことが、私はステキ!と思ったんです。

 

社内に憧れる先輩がいるのも素敵。でも、「社外に心から尊敬できる人がいる」というのは、もっと素敵なことだと思います。なぜなら、それは仕事を通じて、会社の枠を超えて社会とつながれているということだから。

 

仕事って、社内だけでは完結しません。

本当の学びや成長は、社外との関係の中にこそある。お客様とぶつかったり、助けられたり、信じてもらったりしながら、「自分ってこういう人間なんだ」と見えてくる瞬間があります。そして、そんな経験の中で出会った人が、自分の働く指針になっていく。これって、本当に豊かなことですよね。

 

 

少し話が飛びますが、私は以前ドラッカーの本を読んで、「会社は人間の“器官”のようなもの」という考えに出会いました。心臓や脳、筋肉だけではなく、外の世界とつながる感覚器や神経があってこそ、命は生きている。会社も同じで、外の世界と切り離されてしまえば、どんなに優れた人材が揃っていても、成長や変化は止まってしまいます。

 

だからこそ、社外に尊敬する人がいることは、まさに“外の臓器”とつながっている証拠。そういう人は、視野が広く、悩みも本質的で、エネルギーの使い方が前向きです。「その人に恥ずかしくない自分でいたい」という気持ちが、静かに自分を支え続ける。

 

「その人に育ててもらったから、今の自分がある」

「その人ともっといい仕事がしたい」

そんなふうに思える関係を、社外に持てる人が増えたら、会社はもっと風通しよく、自由に、しなやかに進化していけるはず。

 

私たちパフも、そんな“外に目を向ける人を応援する会社”でありたいと思いました。

今日もどこかで、誰かに育てられながら働いているすべての人に、エールを
ページの先頭へ