皆さん、こんにちは。パフ・社長のヨシカワです。

 

先日、「メルマガを書くコツ」というテーマで20年前の自分のメルマガを公開しましたが、知り合いから好評でしたので、今回も別バージョンを公開したいと思います。（決して、手抜きではありませんよ！）



今回のテーマは、男女差と目標について。

ジェンダー平等が当たり前になりつつある今読むと、20年前の世の中の価値観とのギャップに驚きます。

～～ここから～～～

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2001/6/20 Puff Co.,ltd

パフの新社会人メルマガ「歩歩（ふふ）通信」（毎月5・20日発行）

 

■■　第４号　■■

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「歩歩（ふふ）通信」とは・・・

 

これから新しい道を歩んでいく、新社会人のみなさんを応援する

メンバーメールを、将棋の駒である“歩”になぞらえ命名しました。

“歩”は、一歩ずつしか前に進む事が出来ず、即戦力にはならない

弱い駒ですが、「後ろには退かない」強さを持ち、将来「金」に成る

無限大の可能性を秘めている駒です。

 

パフは、未来に向かって一歩ずつ歩き出す、そんな新社会人のみなさん

を応援します。

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こんにちは。吉川安由です。

皆さんいかがお過ごしでしたか？

 

私といえば、毎日髪を振り乱しながら仕事に励み、「男」とも「女」とも

つかない生活を送っています。

 

その証拠に先日も、同僚の佐々木タカノリから

 

「あゆちゃん、パンツ見えてるよ」

 

と、まるでテレる様子もなく、真顔で注意されてしまいました。

 

おそらくタカノリの中では、吉川はレディーとして識別されてないらしく、

私のおパンツが見えていることなんて、同じく同僚の佐々木アサヒの

メガネがヅレていることぐらいにしか思ってない様子です。

 

「普通女性に対して、恥ずかしくてそんなこと言えなくない？」

 

という私のツッコミに対して、

 

「だって、半分以上見えてたから．．．」

 

よくわからない言い訳をしてました。

 

ヒップハングパンツが流行る今日この頃。

女性陣！

お腹の冷えと“パンツ丸見え”には気をつけましょう。

 

わざと同僚に見せて、自分が女性として扱われているかを見るのも

いいかもしれませんが．．．

 

さて、今週も肩の力を抜いてまいりましょう。

 

 

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パフ新入社員イッパイイッパイ奮闘記

〔　第４回　～目標ってなんなんだ───────！～　〕

 

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５月に入り、パフの営業マン・ウーマンにも「売り上げ目標数値」なるものが

与えられた。バイトから社員になると、

 

「売上を上げれば、すごい！」

  から

「売上を上げなければ、ダメ！」

に変わる。

 

今までは「契約を取ること」が目標であったが、

今からは「一定の期間の中で一定の“お金”を稼ぐ」という目標を達成しな

ければいけない。

 

とたんに、とてつもないプレッシャーがのしかかってきて、どうにも身動きが

取れなくなった。

 

なんせ、くせ者なのがこの目標　『数値』　なるものだ。私をだんだん弱らせる

根源なのだ。

 

ひとつ契約をとっても、まだおっつかない。

 

あといくら。あと何社。

 

ヘナチョコ吉川は、

 

　「数字」に追われ　（T_T)

　　　「数字」がだんだん怖くなり、　(；_；）

　　　　　とにかく「数字」から逃げたい！　（>_<）

 

と思うようになっていた。

 

だんだん自分が目標　「数値」　を達成するためだけに仕事をしているような、

なんだか寂しい感覚に襲われた。

 

そんなムナしい気持ちで、トボトボと帰宅したつい先日。帰りの電車で、担当

企業の会社案内を読んでいた。

 

パラリとめくったその時、このメッセージが私の目に飛び込んできた。

 

「お客様の顔が見えますか？」

 

ふむふむ。　む？　れれ？

実際、私はお客さんの顔が見えているのか．．．．．．？？？？

 

「自分に精一杯で、ずぇーんずぇん見えてませんではございませんかっ！！」

 

 

 

「こ───！れ────！か───！」　(ミスター味ッ子の「味王」っぽく)

 

 

 

この時私は気付いた。

私の達成すべき目標は、決して「数値」ではない。

 

「お客の喜びを創りだすこと」にあったのだ！！！

 

お客の喜ぶ顔があってこそ、お金という代償が支払われる。そんな簡単な

ことを、私は全く忘れていた．．．いや全くわかってなかった

 

それからは、ココロの中で自分で自分に説教していた。

 

「『顔の見える採用』を理念としてるパフの営業が、お客の顔ひとつ見えてな

くて、どーすんのよーっ！！顔ったって、首の上に乗っかってるもんじゃ～

ないよ。気持ちだよ。ココロだよ！」

 

目標売上を達成することはもちろん大切だけど、自分の中の目標まで、

「数値化」する必要はない。

 

むしろ、お客の立場にたって、ひとりでも多くの人を喜ばせられれば、自然と

数値は伸びるのでは．．．

 

こんなことを考えながら、西武新宿線の電車の中で、不快な顔になったり、

ふと遠くを見つめたり、なんだかニヤニヤしたりしている私は、周りから見た

ら、かなり不気味だったことだろう。

 

しかし、なんだか自分の中での進むべき道が開けたようで嬉しかった。

これが今月の目標数値にどのように反映されるかはわからないけど。

とにかくやってみたい、やってやると思った。

 

「吉川生まれ変わり記念日」として今日の日付を覚えておこう（*＾０＾*）

と、時計を見て、気付いた．．．

 

6月14日。

 

「お母ちゃんの誕生日じゃーんっ！」

 

これはマイった。　『吉川生まれ変わり』と『母の誕生』が一緒の日とは。

 

なんだかさらに嬉しくなって、この後、あと10分で日付が変わる母の誕生日

に間に合うよう、井荻駅から自宅までダッシュした。

 

 

■吉川ココロの一句

いいじゃない

数字なんて

クソ食らえ！

わたしの目標

笑顔の獲得

 

⇒だからって、売上目標達成しないとまずいぞ吉川！

あと10日がんばれー！(自分へのエール)

 

 

 

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いかがでしたか？

またまた今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 

冒頭に「女性として意識されていない」というエピソードを書きましたが、

ここまで社員がお互いの性別を気にしていないということは、パフでは、

本当の意味で男女平等がしっかり成り立っているんだろうなぁと思います。

 

女として、社会で働いていてこんなに恵まれた環境というのは、珍しいの

ではないでしょうか？皆さんの会社ではどうですか？

 

 

2001/06/20　　　吉川　安由

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～～～ここまで～～～

 

今これを読んで思うことは、

目標も男女の認識も、自分でない人から「与えられている」と感じたり、

「一方的に決めつけられている」と感じたりすることが苦痛なのかな、と思いました。

そのためにも、何事も、自分なりに意味づけをし、

遠慮なく考えを周りにぶつけられることが幸せに生きる・はたらくポイントなのかもしれません。

 

これまで理不尽を感じずに生きてこれた自分は、周りに恵まれていたのだなと思います。

皆さん、ありがとうございます！